2017年02月25日

かもめの兄弟



ある大都会の河口に三羽のかもめの兄弟が住んでいました。ある日川の上にぷかーりぷかりとみんなで浮かんでいるとき、三男のかもめは言いました。
「ああ、のどが渇いた。この川の水はすごく汚れているけど、たまらないから飲んでしまおうじゃないか」
すると長男のかもめは言いました。
「いや、この川の水には何が混じっているか分からない。危ないからやめよう」
しかし三男のかもめは止めるのも聞かず、ゴクゴク飲んでしまいました。するとその場ではのどの渇きは癒えましたが、そのあとずっと治らない病気にかかってしまいました。

長男と次男のかもめは考えました。
「この水が汚いのは、流れてくる途中で汚いものが混じるからだ。そのもっと上流で喉をうるおそう」
そう言って二羽は川をさかのぼって上流へと飛び始めました。

川の中流にさしかかったころ、二羽は川岸に降り立ちました。
次男のかもめは言いました。
「もう水も下流よりはずっときれいになったみたいだ。ここの水を飲もう」
ところが長男のかもめはまた反対しました。
「いや、前よりはきれいだけど、まわりの工場や人家を見てごらん。まだまだ汚れは混じっている。安全のために飲むのはやめよう」
しかし次男のかもめは止めるのも聞かずゴクゴク飲んでしまいました。するとお腹を壊して寝込んでしまいました。

一羽だけになってしまった長男のかもめはさらに緑深い山間の上流へと飛び続けました。清流は急な渓流へと姿を変え、川幅もどんどん狭くなっていきます。ついに長男のかもめは岩の間からこんこんと清水が湧き出る川の源流へとたどり着きました。
「ああ、なんてきれいな水なんだろう」
その清冽な美味しい水を飲むと体の隅々まで生気が行きわたり、いくら飲んでも体は健やかでした。長男のかもめは不純物の混じった水を軽々しく口にせず、はるばる飛んできて良かったと心から思うのでした。


posted by AMR at 23:04| 寓話 | 更新情報をチェックする

2017年02月08日

気付けば二月

昨年秋から多忙を極めておりまして、クリスマスやお正月どころではなく、
スピリチュアリズムの読書やブログ更新は必然的に二の次、三の次になっておりました……。

でも読まないで距離を置いたせいで理解が深まっているっていうこともありますね。
ひとつのことに執着しすぎると必ず思い込みとかが(別にこの分野に限りませんが)
起きてしまいがちなので、しばし離れて客観視できるのもとても良いことだと思っています。

疲れたので久しぶりに旅行でも行ってみたいですね〜









posted by AMR at 01:11| 日記 | 更新情報をチェックする

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